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マテリアルズインフォマティクスを応用した高誘電率材料設計システムの開発に成功
〜積層セラミックスコンデンサ誘電体材料の開発に新たな設計指針〜

本研究の【概要詳細

1.現状
 積層セラミックスコンデンサに高い誘電率を有する常誘電体材料の開発が求められています。


2.本研究の成果
 ファインセラミックスセンター、TDK、京都大学、NIMSからなる研究チーム(森分博紀主席研究員、梅田裕二担当係長、田中功教授、博之助教)では、マテリアルズインフォマティクスを応用し、高い誘電率を有する常誘電体材料を理論計算から予測するシステムの開発に成功しました。当該研究チームでは、この誘電率材料設計手法をTDKが主体となり2017年12月にすでに特許出願を行っています。(特願2017−232900:出願人TDK)
 現在この高誘電率材料設計手法により導出された高誘電率候補材料について合成・実証実験を行っており、予測された結晶構造を有する数種類の材料の合成に成功しています。


3.今後の展開
 当該研究チームでは、本成果の高誘電率材料設計手法により得られた候補材料の実用材料化(合成手法の開発、量産化)するのと並行して、更に広範囲の材料組成の探索を可能にするための高速高誘電率材料設計手法の開発も現在行っています。これらの成果により環境に優しい高誘電率材料開発に大きく貢献でき、積層セラミックコンデンサ材料の開発に新たな設計指針を与えると期待されています。

※本研究の一部は、科学技術振興機構 (JST) のイノベーションハブ構築支援事業の「情報統合型物質・材料開発イニシアティブ (MI2I)」、JSPS科研費新学術領域研究「ナノ構造情報」(課題番号25106008)、の一環として実施した結果から得られた成果です。


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研究担当者
ナノ構造研究所 計算材料グループ 森分博紀

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