2018年度

JFCC研究成果集

未来社会を創出する革新材料開発と先端解析技術

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T-6
2018

高温過熱水蒸気処理技術


技術のポイント

高温過熱水蒸気を用いた各種セラミックス成形体の高速脱脂やCFRPからの繊維回収(樹脂除去)が可能



保有技術

バッチ式高温クリーン
過熱水蒸気処理装置の仕様
最高使用温度 800℃
最高昇温速度 10℃/min
処理容積 250×250×250mm
4段まで多段積み可
 (高さ40mm間隔)
N2、O2、CO2、Arガス等の
 添加が可能


処理例

セラミックス成形体の高速脱脂
Al2O3モデル成形体 脱脂処理温度 焼結温度
・Φ120×H120mm
・CIP成形:100MPa
・700℃×1h ・1540℃×2h
脱脂雰囲気 過熱水蒸気 大気(比較)
昇温条件 40℃/h 3℃/h
(2℃/hで、き裂なし)
焼結体
の外観
き裂なし
き裂有り
CFRPからの繊維回収
CFRP:50×15×1mm [綾織,4層]
・PAN系繊維:A(繊維比率= 47vol%)
・樹脂:PA66
処理前
過熱水蒸気処理後(500℃,10min)



適用分野

・各種セラミックス成形体の高速脱脂
・金属を含む成形体の高速脱脂
 (酸素分圧を制御することで、金属の酸化を抑制し有機物を除去)
・CFRPのリサイクル処理



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