2018年度

JFCC研究成果集

未来社会を創出する革新材料開発と先端解析技術

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T-14
2018

多孔質材料の熱伝導率評価


技術のポイント

多孔質材料の熱伝導率を、フラッシュ法、示差走査熱量法、保護熱板法などにより評価・解析



保有技術
①熱伝導率を直接測定する方法
②熱拡散率・比熱容量から計算で求める方法
材料によって使い分け

① 保護熱板法(GHP法)
超低熱伝導率を測定
*熱伝導率:0.001〜0.1 W/(m・K)
☆雰囲気圧力や温度を可変しての測定可能
② フラッシュ法(熱拡散率測定)
種々の熱拡散率を測定
 (1) 単一材の厚さ方向(通常法)
 (2) 単一材の面内方向(ラメラ法)
 (3) 基材上の多孔質膜(多層解析)
☆厚さ1mm以下の多孔質膜も測定可能
※比熱容量は示差走査熱量法(DSC法)で測定

多孔質材料の熱伝導率評価例

断熱素材の熱伝導率測定結果
遮熱コーティング材の熱伝導率測定結果


適用分野

・遮熱コーティングや断熱素材の熱伝導率評価
・真空断熱材の熱伝導率の雰囲気圧力依存性評価など



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