2022年度

JFCC研究成果集

新時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術

3試験評価技術 / 熱特性

T-13

2022

SDGs

各種測定法を用いた熱伝導率評価技術

SDGs

技術のポイント

測定目的に合致した熱特性情報を提供。バルク試料だけでなく原材料粉やフィルムといった様々な材料形態に対応可能

保有技術

①熱拡散率・比熱容量から算出

熱伝導率=かさ密度×比熱容量×熱拡散率

フラッシュ法(熱拡散率測定)

種々の熱拡散率を測定
 (1)単一材の厚さ方向(通常法)
 (2)単一材の面内方向(ラメラ法)
 (3)基材上の膜(多層解析)
☆厚さ1 mm以下の試料も測定可能

②熱伝導率を直接測定

保護熱板法・GHP法(熱伝導率測定)

超低熱伝導率を測定
 熱伝導率:0.001~0.1 W/(m・K)
☆雰囲気圧力や温度を可変しての測定可能

周期加熱法(熱拡散率測定)

面内方向・厚さ方向の熱拡散率を測定
 薄いサンプルの熱拡散率測定が可能
☆厚さ数100 μmのフィルム等も測定可能
各種材料の熱伝導率測定結果

※比熱容量測定は、T-15をご参照ください。

適用分野

・基板、放熱板の伝熱特性評価

・遮熱コーティング膜や断熱素材の熱伝導率評価

・真空断熱材の熱伝導率の雰囲気圧力依存性評価 など