2019年度

JFCC研究成果集

新時代の扉を開く革新的・材料開発/解析技術

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R-21
2019

高硬度Ti-B-C複合粉末の合成と焼結




課題
Ti-B-Cは高融点・高硬度材料であり、高温構造材料・工具材料として期待される。しかし、難焼結性材料のため、緻密かつ微細・均質組織を得ることが困難であり、高硬度材料のポテンシャルを示すことができていない。

解決手段
従来使用されている原料粉末は、粗大な炭化物、硼化物若しくは金属粉末であり、新たな原料粉末合成方法を検討した。

成果・優位性
高密度Ti-B-C系の焼結体合成技術を開発
予め複合粉体として合成することで、組成の均質性、微細化を実現
ホットプレスによる高密度焼結体(TiB2-TiC)(特殊な焼結手法は不要)
 ⇒ 高熱伝導率、高硬度


実験方法: 複合粉末合成、ホットプレス焼結
Ti-B-C複合粉末
TiB2/(TiC+TiB2)
TiB2-TiC焼結体の特性



期待される市場・応用
・耐摩耗部品や切削工具材料などの高硬度が必要とされる部材
・高温での耐久性が求められる耐熱構造部材や耐衝撃性が求められる部材


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