2021年度

JFCC研究成果集

脱炭素イノベーションをめざした革新材料開発/解析技術

5研究成果 / 高精度性能予測計算科学

R-32

2021

SDGs9

ウルツ鉱型強誘電体のマテリアルズインフォマティクス

SDGs9

アピールポイント

計算による材料探索 →機能特性vs材料構造の相関抽出
【技術シーズ:マテリアルインフォマティクス(MI)】

課題

・近年、全く新しい強誘電体材料として、ウルツ鉱型強誘電体が開発され注目されているが、抗電界が非常に大きいため実用的な抗電界を有する新材料の開発が必要

解決手段

・実用的な抗電界を有するウルツ鉱型強誘電体の材料探索を第一原理計算をベースとする網羅的MIにより実施

成果・新規性

・第一原理計算をベースとするMIにより実用的な抗電界を有するウルツ鉱型強誘電体としてAgI、CuClなどの候補材料を発見

・陰イオン/陽イオン半径比が小さいほど抗電界が低くなる傾向

期待される市場・応用

・新規強誘電体材料開発

発表文献

H. Moriwake et al., APL Mater. 8, 121102 (2020)

謝 辞:本研究は、科研費基盤A(No. JP20H00314)「2元化合物強誘電体の分極反転機構」にて実施されたものである。

プレゼンテーション動画

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