2研究成果 ／ 次世代電池
R-12
2023
Liイオン電池用酸化物固体電解質-正極膜の作製と構造解析
アピールポイント
配向構造を有する正極-固体電解質の原子レベル構造解析
【技術シーズ：化学溶液法／ナノ構造解析】
課題
・全固体Liイオン電池のイオン伝導に優位な電極―電解質の構造設計
・電極―電解質界面の原子レベルでの構造を把握
解決手段
・化学溶液法により、単結晶酸化物固体電解質上に、正極配向膜を作製し、走査透過電子顕微鏡（STEM）法による原子分解能構造解析と界面構造解析を実施
成果・新規性
・Li-Ni-Mn-O前駆体溶液を調製し、(Li,La)NbO3酸化物単結晶固体電解質上に成膜、熱処理することにより、{111}面配向したLi(Ni,Mn)2O4正極薄膜を作製
・固体電解質基板上に、{111}面配向 した正極膜が結晶成長していること、原子レベルで接合した正極―固体電解質界面を形成していることをSTEM法により確認
期待される市場・応用
・全固体リチウム電池の材料設計
謝 辞：本研究の一部は、JSPS科研費（21K04635）および防衛装備庁安全保障技術研究推進制度（JPJ004596）にて実施されたものである。