2025年度

JFCC研究成果集

独創的研究で社会変革に対応 ~マテリアル新時代へ~

6研究成果 / 先進微構造解析

R-31

2025

SDGs7

高速TEMによる金ナノ粒子の構造揺らぎの観察

SDGs7

アピールポイント

金ナノ粒子の構造揺らぎをミリ秒時間分解能で観察
【技術シーズ:TEM/電子直接検出器/機械学習】

背景・課題

・金ナノ粒子はサイズ・形状・表面状態等の違いで機能・性能が劇的に変化

・形成・劣化過程を透過電子顕微鏡(TEM)により高速観察することが重要​

・高速でのTEM観察では信号雑音比(S/N比)が著しく低下する。

・ノイズ低減技術を応用した高速TEM観察技術を確立する。

解決手段

・電子直接検出器で撮影することで1ミリ秒(ms)の時間分解能でTEM観察​

・TEM像に含まれるノイズを機械学習(スパースコーディング)により低減​

成果・新規性

①機械学習に基づくノイズ低減により1 msの時間分解能で明瞭なTEM像を取得することに成功

②金ナノ粒子において1 msスケールで起こる構造・形状変化を可視化

TEM像のノイズ低減
電子照射下における金ナノ粒子の構造・形状変化
(ノイズ低減後の時系列TEM像)

期待される市場・応用

・触媒、医療、エレクトロニクス

謝 辞:本研究は、防衛装備庁が実施する安全保障技術研究推進制度JPJ004596の支援を受けたものである。また、本研究の一部は、JSPS科研費(JP23H01858)において実施されたものである。

担当者:穴田智史、山本和生、平山司