2026年度

JFCC研究成果集

サステナブルな未来を拓く革新材料開発と先端解析技術

4試験評価技術 / 電気的特性

T-22

2026

SDGs

粉体材料の誘電特性評価技術​

SDGs

技術のポイント

焼結工程を介さず粉体状態の誘電特性を、高密度な成形体を作製することで簡便かつ定量的に評価が可能​

保有技術

高密度な成形体を作製

誘電特性評価

測定器:E4990Aインピーダンス・アナライザ
    (キーサイト・テクノロジー製)
電極冶具:16451B 誘電体テストフィクスチャ
    (キーサイト・テクノロジー製)
測定法:平行板コンデンサ法(二端子・ガード電極なし)

活用/成果例

2種類の粉体材料を測定

<粉末材料>
・アルミナ粉末:AKP-30
・ジルコニア粉末:TZ-3YS

⮚ CIP処理条件を調整し、密度が異なる3種の成形体を作成

<測定条件>
電極    :金蒸着(厚さ300 nm)
温度、雰囲気:室温、大気中
印可電圧  :500 mV
周波数範囲 :100 kHz~1 MHz

<粉末材料>
・アルミナ粉末 :AKP-30
・ジルコニア粉末:TZ-3YS

<測定結果>
 未焼結粉末成形体において、密度上昇に伴い比誘電率は増加した。一方で誘電正接の密度依存性は材料により異なり、粒子間接触および伝導機構などの違いが影響している可能性が示唆された。

⮚ 今後はガード電極を用いた測定により、表面リークの影響を分離するなどの検討を予定。

適用分野

・電子機器(5G/6G通信、車載レーダーなど)向け材料の開発

・新規材料の迅速なスクリーニングや開発初期段階での適用検討

担当者:小川光惠