第20回JFCC先端技術セミナー「サステナブルな未来を拓く革新材料開発と先端解析技術」にご参加いただきありがとうございました
JFCCにおける当該分野での最先端の研究開発の取り組みをご紹介させて頂きました。
【日時】 2026年5月21日(木) 13時30分~15時
【配信方法】Teamsで配信
【参加費】 無料(要事前登録)
【定員】 300名(先着順)
【プログラム】 各講演30分、質疑10分
講演1:JFCCにおけるセラミックス原料スラリー研究の進展(特性評価、可視化、シミュレーション技術)
講演者:材料技術研究所 上級研究員 植松 昌子
概 要:セラミックス製造プロセスにおいては、原料スラリーのレオロジー特性や分散状態が成形性および最終製品の微構造に直接影響を及ぼすことが知られています。構造制御の高度化のためには、スラリー特性がどのようなスラリーの内部構造に由来するのかを明らかにし、それが微構造形成過程に与える影響を理解することが不可欠です。本講演では、モデル系の透光性スラリーを用いたスラリー内部構造の直接観察技術と、DEM-CFD連成計算による湿式成形シミュレーションを通じて、スラリー特性と内部構造の関係、および成形体微構造の形成メカニズムの解明を試みた事例をご紹介致します。
講演2:走査透過電子顕微鏡法とインデント試料ホルダーを用いた蓄電池電極材料の反応機構解析
講演者:ナノ構造研究所 上級研究員 仲山 啓
概 要:サステナブルな社会の実現に向け、蓄電池の更なる高性能化が必要ですが、そのためには充放電メカニズムの詳細な理解が必要です。本講演では、現在開発を進めている、走査透過電子顕微鏡法とインデント試料ホルダーを組み合わせたLi挿入/脱離反応解析技術についてご紹介します。本技術の特徴の1つは、観察方向を制御した試料に電子顕微鏡内で反応を起こす点にあり、これにより原子分解能その場観察や(低倍観察でも)異方性を有する材料のその場観察が容易になることを期待しています。具体的な観察例として、MoS2へのLi挿入反応の原子分解能その場観察、及びLiCoO2からのLi脱離反応のナノスケールその場観察の結果をご紹介致します。