2011年度

JFCC研究成果集

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2011-3

高温クリーン過熱水蒸気の新しい利用技術の開発


技術のポイント

高温のクリーン過熱水蒸気を利用した低環境負荷型の熱処理技術

実用化研究


背景
過熱水蒸気は、加熱空気に比べて乾燥速度が速く浸透作用が高い等の特異な性質を持ち、低環境負荷型の新しい熱処理技術である。

目的
セラミックス成形体の高速脱脂や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)からの炭素繊維回収等の可能性を検討する。

成果
酸素分圧を制御した高温のクリーン過熱水蒸気を用いて、セラミックス成形体の高速脱脂やCFRPからの炭素繊維回収が可能である。


図1. 炭素除去率の処理温度依存性 図2. 樹脂除去率と酸素分圧の関係



今後の展開
過熱水蒸気処理条件の最適化
・セラミックスの高速脱脂の実現
・CFRPの新規リサイクル技術への展開

特許 特願2011-10236, 特願2009-279872.
謝辞 本研究は、文科省「都市エリア産学官連携促進事業(発展型)」 、愛知県「知の拠点」重点研究プロジェクトの一環として実施したものである。



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