2011年度

JFCC研究成果集

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2011-11

材料の熱的性質評価技術 -熱伝導率・熱膨張率等の評価・解析-


概要

固体材料の熱伝導率・熱拡散率・比熱容量・熱膨張率を材料に合わせた適切な方法を用いて評価



保有技術・設備

熱伝導率測定装置
熱伝導率はレーザフラッシュ法、保護熱板法、示差走査熱量法などにより、熱膨張率はレーザ回折法、示差膨張法により評価・解析

熱拡散率測定装置
測定方法:レーザフラッシュ法
特徴:レーザ光の均一化や放射温度計の温度目盛等により、高精密測定が可能
比熱容量測定装置
測定方法:示差走査熱量法
(DSC法)
特徴:200℃付近〜1200℃での比熱容量を測定可能
低熱伝導率測定装置

測定方法:保護熱板法
特徴:低熱伝導率材料の測定。
雰囲気圧力や温度を可変しての測定可能


活用/成果の例
熱拡散率標準物質TD-AL(アルミナ)の
熱拡散率の温度依存性
レーザフラッシュ法による
2層材評価用標準試料の熱拡散率
NIST標準試料の熱伝導率の温度依存性


適用分野
 
高熱伝導材料開発
 ・基板、放熱板の伝熱特性評価

断熱材の開発
 ・遮熱コーティングや断熱素材の熱伝導率評価
 ・真空断熱材の熱伝導率の雰囲気圧力依存性評価
レーザフラッシュ法による
2層材の熱拡散率評価用標準試料
NIST標準断熱材外観



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