2012年度

JFCC研究成果集

未来開拓研究による環境・エネルギーへの挑戦

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2012-4

ガラス精密研磨における砥粒スラリーの劣化メカニズム解明


技術のポイント

ガラス研磨速度の経時変化を定量的に評価

基礎研究


背景
ガラス精密研磨において、砥粒を含むスラリーは通常循環させて使用する。研磨時間の経過に伴う研磨速度の低下は経験的に知られているが、砥粒スラリーの劣化メカニズムは未だ解明されていない。

目的
セリア系砥粒スラリーの劣化挙動に着目し、ガラス研磨速度の経時変化を定量的に評価し、劣化要因を明らかにする。

成果
(1) スラリーのみの経時変化を正確に評価する研磨装置を開発。(図1)
(2) 劣化プロファイルは、研磨速度の低下が緩やかな領域?と、急激に低下する領域?に大別される。(図2a)
(3) 研磨されたガラス成分が砥粒を覆うことによって、基板との化学反応を阻害し、研磨速度の急激な低下が起こることを示唆。(図2b)


・砥粒:市販セリア系
・研磨対象:LCD用(アルミノホウ珪酸)ガラス
図2. 市販セリア系砥粒の寿命評価結果
図1. 開発した砥粒劣化評価装置



今後の展開
砥粒と溶媒それぞれの劣化要因の特定と
劣化抑制技術の開発
スラリーの長寿命化
および使用量低減化

謝辞 本研究は、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「希少金属代替材料開発プロジェクト」の委託業務の結果得られたものです。



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