2013年度

JFCC研究成果集

未来開拓研究による環境・エネルギーへの挑戦

微構造解析・計算材料設計 研究開発トップへ この分野の一覧へ 2013年度の一覧へ

2013-12

収差補正STEMを用いたネオジム磁石の超高分解能観察


技術のポイント

ネオジム磁石に代表される強磁性材料の原子構造を、STEMを用いて解析する技術を確立

基礎研究


背景
ネオジム磁石に代表される強磁性体は、モーターなどに用いられ、耐熱性確保のため、高保磁力が必要とされている。このためには粒界構造あるいは結晶内部の微細構造解析が必要とされている。

目的
試料作製手法およびSTEM観察技術の最適化を行う。

成果
(1) 集束イオンビーム加工装置を用いたサンプル作製技術によって、収差補正STEMでの原子構造像の取得が可能となった。
(2) STEMに備わるEELS(電子エネルギー損失分光器)などの 付加評価装置によるナノレベルでの解析が可能となった。





今後の展開
ネオジム磁石の保磁力メカニズムの解明

謝辞 本研究はトヨタ自動車株式会社の共同研究の成果である。



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