2015年度

JFCC研究成果集

次世代を支える新材料開発と先端解析技術

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2015-1

人工ソーラ光源による太陽熱レシーバの効率評価


技術のポイント

集光した太陽光を熱変換するレシーバ(集熱管)の変換効率を、定量測定するシミュレータ・評価法の開発

実用化研究


背景
集光型太陽熱システム(高温熱源による発電・化学プロセス応用)などにて、光を熱に変換するレシーバの効率「絶対値」評価法が確立されていない。

目的
人工光源による光入力エネルギーおよび熱媒体の熱出力エネルギーを定量測定できるシステムを構築し、レシーバの光→熱変換効率を評価する。

成果
(1) 世界水準レベルの太陽光吸収膜をもつレシーバ部材を形成。
(2) レシーバ(4000mm×70mmφ)に線集光させる人工光源+高温熱媒体を循環させる集熱量測定系からなる「太陽熱シミュレータ」を構築。
(3) 光→熱変換効率の「絶対値」を世界で初めて評価可能に





期待される適応分野
太陽熱(発電・産業熱利用)のレシーバ性能評価
  ⇒ レシーバ開発支援・プラントシステム設計支援
     ⇒ 再生可能エネルギーの普及促進に貢献

参考特許 特願2014-057518
「太陽熱レシーバの集熱効率測定用の擬似太陽光照射装置とその光照射強度分布測定装置、及びこれらを利用した集熱効率測定方法」
謝辞 本研究は、「新エネルギー等共通基盤整備促進事業(経済産業省からの委託事業)」の一部として実施したものである。



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