2017年度

JFCC研究成果集

科学技術イノベーションを推進する革新材料開発と先端解析技術

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R-28
2017

人工ソーラ光源による太陽熱レシーバの効率評価


技術のポイント

集光した太陽光を熱に変換するレシーバ(集熱管)の変換効率を定量測定できるシミュレータ・評価法を開発

実用化研究


背景
集光型太陽熱システム(高温熱源による発電・化学プロセス応用)などにて、光を熱に変換するレシーバの効率「絶対値」評価法が確立されていない

目的
人工光源による光入力エネルギーおよび熱媒体の熱出力エネルギーを定量測定できるシステムを構築し、レシーバの光→熱変換効率を評価する

成果
(1) 世界水準レベルの太陽光吸収膜をもつレシーバ部材を形成
(2) レシーバ(4000mm×70mmφ)に線集光させる人工光源+高温熱媒体を循環させる集熱量測定系からなる「太陽熱シミュレータ」を構築
(3) 光→熱変換効率の「絶対値」を世界で初めて評価可能に





期待される適用分野
太陽熱(発電・産業熱利用)のレシーバ性能評価
   ⇒ レシーバ開発支援・プラントシステム設計支援
       ⇒ 再生可能エネルギーの普及促進に貢献

参考特許 特開2015-185206
謝辞 本研究は、「新エネルギー等共通基盤整備促進事業(経済産業省からの委託事業)」の一部として実施したものである



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