2017年度

JFCC研究成果集

科学技術イノベーションを推進する革新材料開発と先端解析技術

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R-31
2017

触媒担体用多孔質球状アルミナ粒子の開発


技術のポイント

噴霧熱分解法により高比表面積のγアルミナ多孔質球状粒子を合成

応用研究


背景
ナノ粒子触媒を高効率で利用するためには、反応ガスを触媒表面にスムーズに導入する必要がある

目的
ナノ粒子触媒表面へのガス導入を高効率化するために特殊微構造を有する多孔質粒子の合成を試みる

成果
(1) 噴霧熱分解法により多孔質球状アルミナ粒子を合成
(2) 900℃焼成でγアルミナ単相
比表面積84m2/g、かさ密度0.45g/cm3
(3) 1100℃焼成でαアルミナ相
比表面積22m2/g、かさ密度0.34g/cm3


手法:コロイド、噴霧熱分解法
噴霧熱分解法装置概念図
γアルミナ球状粒子
(900℃焼成)
合成粒子の特性
αアルミナ球状粒子
(1100℃焼成)



期待される適用分野
・ナノ粒子触媒担体、多孔質バルクセラミックス原料

謝辞 本研究成果の一部は、NEDOエネルギー・環境新技術先導プログラム「超精密原子配列制御型排ガス触媒の研究開発」の支援によって実施したものである



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