2017年度

JFCC研究成果集

科学技術イノベーションを推進する革新材料開発と先端解析技術

R-40
2017

チタン炭窒化物の熱物性に及ぼす固溶性不純物の影響


技術のポイント

チタン炭窒化物(Ti(C,N))の熱伝導率におよぼす固溶性不純物の影響を評価、熱伝導率向上を目指す

応用研究


背景
サーメットの硬質相として使用されるTi(C,N)は、超硬合金の硬質相WCに比べ熱伝導率が小さい。工具として使用する際、熱の散逸が十分行われずに局所的な温度上昇をもたらし、材料劣化を引き起こしやすい

目的
(Ti,Me)(C,N) [Me=Mo,W]焼結体の熱伝導率、電気伝導率を評価することで、炭窒化物の熱伝導率に及ぼす固溶性不純物の影響について考察する

成果
・(Ti,Me)(C,N):
   Mo, Wの固溶量の増加とともに熱伝導率及び電気伝導率が低下
・Ti(C,N):
   固溶性不純物量が小さな焼結体では、熱伝導率は従来に比べ高い


δ相の安定領域 焼結体の熱伝導率・電気伝導率評価−フォノン項の評価



期待される適用分野
・固溶性不純物の少ない焼結体の製作
・高熱伝導率チタン炭窒化物
工具材料
耐熱材料

参考文献 松田哲志、松原秀彰、塔c潟uデン,タングステンを含むチタン炭窒化物の熱伝導率と電気
伝導率煤A粉体および粉末冶金、Vol63, No10, 918-923 (2016).



研究開発トップに戻る