2017年度

JFCC研究成果集

科学技術イノベーションを推進する革新材料開発と先端解析技術

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T-7
2017

フラッシュ法による遮熱コーティング膜の熱伝導率評価


技術のポイント

フラッシュ法の多層解析により、基材およびボンドコート上に成膜された遮熱コーティング膜の熱伝導率評価が可能



保有技術・設備
三層の状態で未知層の熱伝導率
(熱拡散率)を評価
熱拡散率測定装置
<熱拡散率測定>
測定方法 フラッシュ法(多層解析)
装置 NETZSCH製LFA457、LFA467
京都電子工業製LFA-501、LFA-502
温度範囲 室温〜1000℃程度
熱伝導率は、比熱容量、かさ密度、熱拡散率から算出


活用/成果の例
遮熱コーティング材の熱伝導率評価結果

<測定試料>
TC層: ジルコニア多孔質層
BC層: CoNiCrAlY
基材: ハステロイX

<比較試料>
TC単層材:ジルコニア多孔質層

 ※TC層、BC層は溶射成膜

室温〜高温において、多層材で求めた
熱伝導率と単層材の結果が良く一致
TC層、TC単層材の熱伝導率測定結果


適用分野

遮熱コーティング材料、断熱膜などの性能評価
多層材料の熱伝導率評価

謝辞 : 本データは、経済産業省「タービンの遮熱コーティングの特性評価試験方法に関する国際標準化」の委託業務の結果得られたものである。



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