2022年度

JFCC研究成果集

新時代のマテリアル戦略を支える新材料開発と先端解析技術

4試験評価技術 / 電気特性

T-22

2022

SDGs

誘電材料のミリ波帯評価技術

SDGs

技術のポイント

車載用衝突防止レーダー等のミリ波電子デバイスにおける安全性・快適性・省エネルギー性能の向上に寄与

保有技術

遮断円筒導波管法
(JIS R1660-1)

円筒空洞共振器がミリ波帯で製作困難になるために開発された測定法であり、誘電体平板試料のミリ波帯おける面方向の複素比誘電率を、「厳密解析」に基づいて高精度に求める。

出展 http://www.sumtec.biz/sumcylinder_product.html

遮断円筒導波管の構造
遮断円筒導波管の外観

共振器   :SUM-CYLINDER(サムテック有限会社)
基本周波数 :80 GHz
試料形状  :10×10×t mm
       (厚みtは測定周波数により変動(0.1~1 mm程度))
測定精度  :比誘電率:2~50±(0.2~1.0)%
       誘電損失:10-3~10-6 ±(2~10)%
PNAネットワークアナライザ:N5227A(キーサイト・テクノロジー)
ミリ波コントローラ    :N5261A(キーサイト・テクノロジー)

活用/成果例

適用分野

・プリクラッシュセーフティーシステム(車載用ミリ波レーダー)用高周波基板

・ミリ波無線LAN/PAN用高周波回路基板

・平面フィルタ基板材料

・平面アンテナ基板材料

・コンデンサ材料

・誘電体共振器材料