JFCC研究成果集

コーティング・高温機能材料 研究開発トップに戻る

コーティング
 NEDO「ナノコーティング技術プロジェクト」の一環として、金属材料等の基材に新機能を付加するセラミックス等のコーティングにおけるナノ構造制御の基盤技術を構築することを目的とした研究開発を進めています。JFCCでは、強力(150kW)電子銃を備えた物理蒸着(EB-PVD)装置を駆使して、ナノレベルにおける材料構造を制御したジルコニア等の酸化物セラミックス膜を金属基板上に蒸着し、熱遮蔽性、耐熱性、界面特性等に優れたコーティング材料を開発しております。
高温機能材料
 エネルギー高効率利用技術、環境対策技術を解決する上で必要不可欠な高機能複合材料の開発を行っています。また、これらの複合材料の使用を想定した様々な過酷環境下において熱的・機械的特性、摩擦摩耗特性を評価・解析する技術の確立に取り組んでいます。

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2015年度 研究成果 2015年度の一覧に戻る

高温機能材料
2015-1 酸素トレーサーを用いたアルミナ膜中の物質移動解析
  酸素トレーサーを用いて、高温の酸素ポテンシャル勾配下に曝されたアルミナ膜中の物質移動を評価・解析
2015-2 高温におけるムライト膜の酸素遮蔽性と構造安定性
  高温酸素透過法によりムライト膜厚さ方向の粒界を介した物質移動パラメータを決定し、構造安定化指針を提示
2015-3 輻射熱反射機能を有する耐環境性保護膜の酸素遮蔽性と構造安定化
  ドーパントを利用して周期積層膜の各層内及び層間の物質移動を抑制する


2014年度 研究成果 2014年度の一覧に戻る

コーティング
2014-1 電子ビームPVDによる複雑形状部材への膜被覆性の均一化
  タービン動翼・静翼などの、凹凸が混在する複雑形状部材の膜厚分布を均一化させる
高温機能材料
2014-2 高温酸素ポテンシャル勾配下における輻射熱反射膜の最適構造設計
  高温において輻射熱反射機能を発現する酸化保護膜の酸素遮蔽性と構造安定性を共に向上させる手法を提案


2013年度 研究成果 2013年度の一覧に戻る

コーティング
2013-1 耐環境性に優れた輻射熱反射コーティングの創製
  高温において優れた酸素遮蔽性と輻射熱反射機能を合わせ持つ周期積層コーティング
2013-2 レーザー援用高速CVDによる切削工具コーティング
  レーザーCVDにより、Ti(C,N)-Niサーメット上への高密着性硬質セラミックスコーティングを可能化
高温機能材料
2013-3 カチオン欠損を利用した耐熱性酸化物の低熱伝導化と構造安定化
  フォノン散乱による低熱伝導化の観点から、多量のカチオン欠損を有する耐熱性酸化物を選定
2013-4 チタン酸アルミニウムセラミックスのガス遮蔽性制御
  酸素透過法を用いて、チタン酸アルミニウムセラミックス中の粒界き裂間隙を介した酸素分子の粒界拡散係数を測定


2012年度 研究成果 2012年度の一覧に戻る

コーティング
2012-1 レーザーを用いた高速CVD技術
  ・レーザー援用でCVDの成膜速度が数百倍
・微細構造制御性に優れた厚膜コーティング技術
高温機能材料
2012-2 酸化保護膜中の物質移動に及ぼす粒界偏析元素効果
  酸化膜中の物質移動に及ぼす粒界偏析元素の役割を解明し、保護膜性能を向上させるための最適元素配置を予測


2011年度 研究成果 2011年度の一覧に戻る

高温機能材料
2011-1 Si基系セラミックスのAl合金溶湯に対する耐付着性の改善
  耐食性に優れる酸化物をコーティングすることにより、Al合金溶湯に対する耐付着性を改善
2011-2 アルミナ中のAlの粒界拡散制御
  Al2O3双晶膜を介した高温の酸素透過性を評価解析することで、Alの粒界拡散を支配する因子を解明
2011-3 金属添加メソポーラスγ-アルミナの耐熱耐水蒸気特性
  γ-アルミナに金属を微量添加し、固溶させることにより、耐熱耐水蒸気性を改善


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