2025年度

JFCC研究成果集

独創的研究で社会変革に対応 ~マテリアル新時代へ~

2研究成果 / 次世代電池

R-9

2025

SDGs7

電子顕微鏡/分光計測による積層酸化物固体電池の劣化解析

SDGs7

アピールポイント

積層型全固体電池の劣化挙動の可視化に成功
【技術シーズ:マルチモーダル解析/電気化学計測】

背景・課題

・酸化物系全固体電池は優れた安全性を有する。​

・長期的に安定動作するセルは開発段階であるため、劣化解析が進んでいない。

・充放電サイクルに伴う劣化挙動を把握する。

解決手段

・安定動作ができる積層型全固体電池に着目​

・様々な条件での充放電試験により、電気化学的な劣化特性を調査​

・走査電子顕微鏡(SEM)観察とラマン分光計測を同一試料に適用するマルチモーダル解析を実施し、劣化した電池の断面を評価​

成果・新規性

①1,000サイクルの動作が確認され、試験温度毎に異なる劣化挙動

②電極/電解質界面に分解物が形成され、Cu集電体の形態変化を観測

③特に30 ℃では、固体電解質と電極材料の結晶構造変化により劣化が進行

各温度のサイクル特性
劣化前後の断面SEM像
劣化後のラマンイメージング

期待される市場・応用

・酸化物系/硫化物系全固体電池

発表文献

平岡紘次、小林由奈、関志朗、山本和生、第68回電池討論会、3G01 (2024).​

謝 辞:本研究は、JST革新的GX技術創出事業(JPMJGX23S2)、JSPS科研費(24K23112)の支援を受けて実施されたものである。

担当者:平岡紘次、山本和生

共同研究者:(工学院大学)関志朗

プレゼンテーション動画

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